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なにこれ - 2013.03.08 Fri

 別に鏡音じゃないんだけど(ていうか正直これってキャラ考えてない)該当するカテゴリがないのでここに。
 案の定途中で飽きた小ネタ。いやでもこれ最初は青黒ちゃんにしようとしたんだどうしてこうなった。

 いつものように追記からどうぞ。




 ああ、誰かこの状況を簡潔に、なおかつ馬鹿な俺でも理解できる明確な言葉にしてくれと、何を考えているのかよくわからない硝子玉みたいな目をぼんやりと見上げながら、どこか他人事のように思った。

 いや、ほかのやつらよりは若干少ない俺の語彙でも、今の状況が説明できない訳じゃない。単純に今の状況に対する思考の処理が追いついていないだけで、視覚から入る情報を言語化する程度なら今の混乱している脳でも十分可能だ。わかりやすい一言で言うなら、俺は今、自分の部屋で女の子に押し倒されている。以上説明終わり。床のフローリングは固いし冷たいし、寝心地は全然よくない。どうせならベッドの上でお願いしたかった。
 男ならうらやましいと思う状況だろうが、彼女が俺を押し出す理由と目的が不明。だからなのか、俺に覆いかぶさるようにしている、目の前のよく見知った少女の名を呼ぶ声はどうしたって震えていたし、彼女の硝子玉みたいな目に映る自分の顔は、今までに見たことが無いくらいに間抜けな表情をしていた。
 掴まれた腕は振りほどこうと思えばいつだってほどけるだろうに、体の方はいつまで経っても動こうとはしない。俺の問い掛けに、いつもと同じ調子でなにと返した彼女が何を考えているのか、いつも以上にわからなかったのがその一番の原因かもしれない。
「むしろお前が、何」
 幾分落ち着きを取り戻せた声で再度問うと、彼女は一度まばたきをして、少し考え込むようにゆっくりと首を左に傾けた。さらりと流れた艶のある髪が、彼女の右目を隠す。
「押し倒して、る?」
 彼女の硝子玉のような左目がわすがに細められ、自分自身でも確証が持てないとでも言いたげに語尾を上にあげて、それでもやっぱり俺だけを見て言った。というか聞きたいのはこっちだっつぅの。
「なんで疑問形なんだよ」
 呆れた声で問い掛けると、彼女はほんの一瞬だけ、怯えたように目を見開いた。その表情の動きはあまりに微かで、他のやつならたぶん気づけないようなものだっただろう。ただ、少しだけ強くなった腕への拘束が、解りやすいくらいに彼女の動揺を表していた。
「よく、わからない」
 彼女は言いながら頭を微かに振った。それに合わせて彼女の髪がさらさらと揺れる。蛍光灯の人工の光の下であろうが、艶のある彼女の髪が揺れるのは星屑が煌めくように美しかった。
「ならどいて欲しいんだけど」
「それは、できない」
「なんで」
「まだ、かわってない、から」
 努めて冷たい声を出すように意識して、ついでに顔もなるべく真顔に近い形を維持して問い掛けると、彼女ははっきりと動揺を顔に表した。彼女の行動理由とその目的は不明のままだが、普段は能面のように表情の動かない彼女が、こうも立て続けに不安そうに表情を変えるのを見ると、どうしてももっと困らせたくなってしまう。彼女を思えば想うほど困らせたくなってしまう辺り、どうも俺の性癖は加虐性寄りであるらしい。彼女の性癖が被虐性寄りかと問われると、そんなことはないと思うのだけれど。
「かわるって、何が? お前は何と代わりたいの? 何を変えたいの?」
「わたし、人形じゃない」
 硝子玉のようだった瞳に確かな意志を宿らせて、彼女はやっとまっすぐに俺を射抜いた。俺の腕を掴む強さも、比例して強くなる。だけど所詮、その気になればいつでも簡単に振りほどける程度だ。今はまだ、その時じゃないから捕まっていてあげるけど。
「俺は、お前を人形だと思ったこと、ないよ」
 あくまで淡々と事実を告げると、彼女の唇が何かを紡ごうと小さく動くのが目に入った。けれど唇が微かに動いただけで、音にはならない。吐き出す言葉を探すように、視線がふらふらと俺の肩辺りをさ迷った。
 しばらくあちらこちらに視線を向けてなにかを考えているようだったけれど、やがて手に入っていた力が抜けて、掴んでいた俺の手首をあっさりと放してしまう。倒していた上体も起こして膝立ちの恰好になった彼女は、緩慢な動きでまばたきを繰り返しながら、自分の手の平と俺の顔とを交互に見つめている。何となく、彼女が満足したらそのままどこかに行ってしまいそうだったので、身体を起こして彼女の両手を取った。そのまま手をひいて、胡座をかいた足の中に彼女を着地させ、逃げられないように首に腕を回す。
「人形だなんて、思ってないよ」
 彼女の耳元で囁くようにもう一度告げると、薄い肩がぴくりとはねた。そのまま首筋に顔を埋めて、首に回していた手を背中に回す。彼女は動かない。だから、俺も動かない。
「なら、いい」
 短い静寂に、ぽつりと言葉が落ちる。それだけ言って、彼女も俺の方に頭を預けてきた。そのまま体を後ろに倒すと、耳の横からむふ、と謎の声が聞こえる。小刻みに震えているのを見るに、額か鼻でもぶつけたんだろう。
「ごめん」
「いたい」
「ごめんなさい」
「いたいの」
「うん」


 ここまで書いて飽きた。お粗末さまでした。ほんとなんだこれ。

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